2020.11.9

f:id:yuimagination:20201107204408j:image

堀江公園の近くにある喫茶店。店内は静かで、本を読んだり、かかっているレコードに耳を傾けたりしているお客さんだけ。テーブルのガラスケースの中には、名喫茶のマッチが並んでいる。ほんまになんとなくやけど、川上未映子さんの小説が好きな人とかが気に入りそうなお店でした。3ヶ月後くらいに、また行くかも。やっぱ行かないかも。

 

最近はたまに、散歩をする。わたしが駅前を1往復する間ずっと、中年の男女が倉庫前で照れ臭そうに話してた。もっと話したいと思っているなら、喫茶店に入りたまえ。こんな寒空の下じゃ風邪引くよ。

 

雑味に溢れた人でいたいと思う。わたしは好きな音楽のジャンルも定まっていないし、服装も時期によってバラバラだ。一般家庭でミーハーな家族に囲まれて育ったわたしには、「雑味」という言葉がしっくりくる。上流家庭のように、芸術文化に触れながら上品に育ったのでもなく、貧乏家族のように、道端の草を食べながら逞しく育ったのでもないから。そして、雑味はわたしと社会をチューニングしてくれるものだし、つまりわたしを「普通」にしてくれるものだと信じている。