2020.6.1

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「物語は一度だけだから美しいんだよ。人生とおんなじだと思う。」

 


気に入った映画を何度も観ると言う主人公に、その男が放った言葉。非常に残酷だけれど、たしかにわからなくもない。好きだった映画も、小説も、人も、もう一度触れれば「ああ、こんなもんだったか」と思うかもしれないし。

 

江國香織の作品はいくつも読んだけれど、彼女の気取りに気取った文章が好きだ。なんでこんなに恥ずかし気もなく、おしゃれな単語や言葉をベラベラと並べられるんだ。これが精神土壌か。それがわたしの当たり前ですが?ということか。くっそぅ。